すごく自分に合ってる
サラリーマンだった頃、よく食べ歩きをしていました。なかでも蕎麦屋さんは結構まわっていて、自分も蕎麦屋さんになりたいと思ったのが、まずひとつのきっかけです。仕事を辞めて修行した先のひとつが肉そば屋でしたが、肉そば屋は平日は地元のお客さん、週末は観光客が多く、客層もファミリー層からご年配の方、会社員などいろいろな方が来られるお店。そこにすごく惹かれて「ああ、すごく自分に合ってるな」と思い、肉そば屋を目指しました。

自分のスープに合う麺を作ってみたい

接客・雰囲気・味をトータルで
山形には肉そば屋がいっぱいあって、そのなかでも自分らしい肉そば屋にしたいっていうのが、まずひとつのこだわりです。
建物は「いかにも蕎麦屋」というのではなく、うち独自の雰囲気を出せるようにしました。メニューについては、肉そばと肉中華が一つの丼で一回で食べられるという、お得感とボリュームのある看板メニュー「舞鶴セット」がこだわりのひとつです。あと、和食屋で働いた経験があり季節感を料理で表現するのが好きなので、春夏秋冬、その季節に来たお客さんしか食べられないメニューを揃えています。何年かかけてようやく定着してきて、お客さんの方から「あれいつ始まるの?」と言ってもらえるようになりました。あと冬限定で醤油ベースの中華そばも出しています。
東根市の冬はとても寒く雪も多いのですが、山形のソウルフードの肉そばは、冬でも冷たいものを食べます。私自身が寒いお店が好きではないので、自分のお店は冬でも逆に暑くて冷たいものが食べたくなるような室温にして、空間づくりにもこだわっています。
飲食店はただおいしいだけじゃなくて、接客・雰囲気・味のトータルだと思います。うちを選んで来ていただいて、なおかつリピートしていただけるお店を目指しているので、週2~3回来ていただくお客さんを見ると嬉しいし、自分のコンセプト通りのお店になっているなと感じます。

先輩から教えてもらって
自家製麺にしたいっていう思いはもともとありました。たまたま私の先輩がさぬき麺機の機械を購入していたので相談したら、一回試作してきたらいいんじゃないかとアドバイスをもらって、見学に行かせていただきました。自分の使っている粉を持っていって、それで試作麺を作ってもらったら、自分のイメージした麺に近いものができたので、それでさぬき麺機に決めましたね。

開業に寄り添っていただきました
前述の先輩から紹介されたのが東北オーゼキ(さぬき麺機東北販売)さんでした。まだ機械の性能などよくわからないなかで、いろいろ教えていただき、試作麺を作ってもらって、作り方の指導までしていただいてと、とにかく人柄がすごく良かったです。優しく指導してもらえて、開業もできていない時にいろいろアドバイスもいただき、寄り添っていただきました。

常に進化したい
「メニューを進化させつつ守りたい」というのは、目標のひとつです。今も味をちょっとずつ変えたり、調味料を違うものに変えたりと変化させています。同じメニューでも今よりもっとおいしくて安全なものが提供できればと思っています。
また、常連さんを飽きさせたくないという想いは常にあります。メニュー構成を変えたり、季節で内装の雰囲気を変えたりして、いつも一緒のお店じゃなく、その時その季節で違う表情を出せたらと思っています。いろいろ勉強して情報を仕入れて「常に進化したい」というのが、一番の目標です。

| 住所 | 山形県東根市本町 3-18 |
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| 提供商品 | そば |
nikusobamaizuru |
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| 営業時間 | 11:00~15:00 |
| 定休日 | 水曜日 |