れとろや

大阪で多加水手もみ麺にチャレンジしたい

営業を開始したきっかけは?

長年「のらや」でうどんに携わっていましたが、60歳になったら自分で新業態でやりたいと思っていました。自分の手打うどん用製麺機があったので、これでうどんじゃなくて、ラーメンにチャレンジしたいなと。そんな時、中野社長とお会いして、いろいろお話を聞かせて頂いて。中野社長と出会っていなければ、この手打ちラーメンはできてなかったと思います。多加水手もみ麺が認知されていないこの大阪でチャレンジしたいと、始めました。

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唯一無二のものをやりたい

自家製麺にした理由は?

ラーメン屋を食べ歩くなかで、自分なりに麺とスープの相性がわかってきました。せっかくスープにこだわってるのに、麺が合ってないなと感じることが多かったです。そんな時、東京で「多加水手もみ麺」に出会いました。これならうどんでやってきた知識を注入できて、他にない独創的な麺ができるんじゃないかなと。他店と同じものではなく、どうせなら唯一無二のものをやらないとと、大阪では認知されていなかったこの麺を自家製麺で作ろうと思いました。
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麺で差別化したい

なぜさぬき麺機の機械か?

「のらや」でさぬき麺機さんの機械を使っていたこともありますが、さぬき麺機さんで麺のことをいろいろ教わるうちに、手打うどんの機械でラーメンをつくると面白い麺ができそうだなと。ラーメンは一般的にロール麺機で作ると思いますが、手打ち麺機で作ることが逆に差別化になって売りになるだろうと。さぬき麺機さんのカタログにも「麺で差別化」と書いてあって、まさに僕の思ってるものと一緒だと思いました。

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麺を褒めてくれるのが一番うれしい

店のこだわりは?

麺ですね。お客さんが食べる姿を見ていて、お互いに顔を見合わせていい顔をしてくれるのが、作り手として嬉しい瞬間ですね。もちろんスープとのバランスは大切です。あとは、もともとフレンチをやっていたので、この一皿でそれをどれだけ表現できるかっていうのはあります。フレンチのコース全部を一人でっていうのは無理ですけど、ラーメンはこの一皿にすべての自分をかけられる。なので、今の僕のラーメンは、一皿に魂全部入ってます。
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一緒に差別化を謳っていく

さぬき麺機とはどんな存在か?

麺が主役っていうのは絶対謳おうと思ってまして。僕はほんとうにさぬき麺機さんの製麺機ありきなんですよ。逆にあれでしかラーメンできません。自分のなかでチャレンジしたいことや、こうしたらおもしろいんじゃないか、という構想を、知識と技術で形にしてくれる存在ですね。

手打ち麺を広めたい

今後の目標は?

やっぱり麺が一番差別化できると思いますので、大袈裟ですが、僕が一歩踏み出して、手打ち麺が広がってくれたら面白いなと思います。こういうラーメンもありますよっていうのが、もうちょっと認知されたいなという気持ちはあります。もっと言えば、マネしてくれる人もいても別に問題ないです。あとはラーメンやる前にパスタも考えていて。元々洋食屋もやりたかったんで、この機械で生パスタをやってもおもしろいですね。
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